学生部門【問題解決型】のエントリーとは?
学生部門はテーマに沿った【課題解決型】のコンテストとなり、アイデアや素材などを駆使し、金属アレルギーという社会課題にどうアプローチしていくかを競う部門となります 。「モノ」作りをするのではなく、ビジネスプランや企画となる「コト(サービスや物事)」のプランの提出となります。
社会に出ると、様々な課題や問題を見い出し、分析し、解決を検討し、対処していく必要がでてきます。例えばモノづくりをしていく上でも、なぜそれを作るのか、問題は何か、作ることによって誰が喜ぶのか、ビジネス的な利益、価値や影響などを考慮しないとなりません。今回のEQBC2019学生部門の【問題解決型】のエントリーはまさにその部分に焦点を当てています。
自分でテーマ(問題)を見つけ、それに対して調査をし、実際に実現可能性のあるビジネスプランや企画となる「コト(サービスや物事)」を作り上げていってください。
※「学生」とは大学生、専門学校、高専、大学院生となります。
※チームのエントリーも可能です。
■考えていただく内容■
- コンセプト概要
- 具体的なプラン
- アピールなど
- 図やグラフ、画像など
1・コンセプト概要
社会問題となっている「金属アレルギー」に対して、学生の立場を通して、社会貢献や課題解決するコンセプト考える
2.具体的なプラン
「金属アレルギーの持つ課題」に対して、どのような企画・プランを考えるか
3.アピールなど
製品・サービスに対する想いや特化すべき内容を自由な形でアピールする
以下の内容のものでもかまいません
・調べたプロセスや自分なりに課題をどのように理解したか。
・自分の解決手法や方法、調べた中でどう考えたか、また、課題の分析仕方など
・プランによってもたらされる、社会的なメリット、効果、また、その影響範囲や影響度など
4.図やグラフ、画像など
文章だけでは伝わりづらい事、データ等を、写真やイラストやグラフなどを用いて説明してください
審査員からのメッセージ
デザインの持つ意味や価値は時とともに刻々と変化してきた。それはアイテムや用途 素材など、形態を変えながら社会の背景や生活様式、また家族の形態などの様々なバックグランドを映す鏡でもある。
今、時代は劇的な変化の最中にある。つまりデザインの持つ旧来の価値は融解し、新たな意味が芽生える途上にある事を理解しなくてはならない。これはクリエイターにとってまたとないチャンスである。
金属アレルギーとデザインの関係も単なる素材と人体の適合性の問題だけであると捉えるのではなく、より高い視野からの理解と洞察が重要である。
今回の問題解決型コンテストは金属アレルギーというテーマを通して人と物との関わり方、さらには人と人との関わり方をより深く理解するための極めて意義のある機会であろう。
問題解決をするためには、まず問題の明確化が必須である。焦点の定まった問題抽出がなされれば答えは自ずと導き出されるものである。問題の抽出は社会の潮流の変化を洞察することそのものである。そこにこそデザインすることの意味が存在する。
時代はデザインを促し、デザインが時代を作るのだから!